新しい歴史教科書 出版差し止め訴訟 つくる会側が敗訴
2009年08月26日 産経新聞 東京朝刊 社会面

 「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝会長らが、扶桑社の「新しい歴史教科書」について平成22年度以降の出版差し止めを求めた訴訟の判決が25日、東京地裁であった。阿部正幸裁判長は藤岡会長らの訴えを退けた。

 同会は21年度で出版契約を打ち切ると同社に通知。藤岡会長らが約7割の著作権を持つとして、藤岡会長らの執筆部分を削除しない限り出版を認めないと主張していた。阿部裁判長は執筆部分について藤岡会長らの著作権を認めたが、「出版契約の解約が合意されたことを認める証拠はない」と指摘した。扶桑社は「妥当な判決」としている。